2016年のラスト・エピソード、それは10月の週末の、都内のホテルでの打ち合わせの場で発覚しました。 
披露宴は暮れの予定でしたので2か月前、かなり早いセッティングでした。
新郎はある有名総合商社の若手社員。 
語学力を生かしてニューヨーク駐在ということでしたので、帰国のタイミングでの打ち合わせだった訳です。
新郎新婦お二人とも初対面から素敵な笑顔で臨んでいただき、とても和やかに進みました。
通例に則り順を追って進行を伺い、「進行表」という用紙にスケジュールの決定事項を書き入れていきます。
乾杯の項目になりました。
乾杯の発声者の氏名、ご関係や肩書などを伺うことになります。
新郎の上司に当たるその方の名前に、僅かに聞き覚えがありました。
そういえば、そのような名前の昔の知り合いがその有名総合商社に入ったと、人づてに聞いたことがあるのを思い出しました。
新郎に伺います。
「恐れ入りますがこの方は、おいくつぐらいの方でいらっしゃいますか?」
ご回答によるとコザックと同年齢。
「重ねて失礼ですが、ご出身は名古屋ではいらっしゃいませんか?」
答えはイエス。
「〇〇大学のご出身では?」
またもイエス!
大手総合商社で社員数が多いとはいえ、ここまで条件が合致して別人であるほどありふれた「姓」ではありません。
「私事で誠に恐縮ですが、今年は私、とても偶然の出会いが多いんです。この方は、私の高校の同級生です」
「え~~~~ッ!!」
新郎は勿論、新婦も、同席していたホテルのプランナーさんもビックリです。
MCコザック、高校の同級生と数十年ぶりの再会です!

<2017年記事 再録>