Q. ブライダルの司会者って、女性の方が一般的なんじゃないですか?

A. はい。女性司会者の方が圧倒的に多いです。 各司会事務所のラインナップをご覧になっても、男性司会者は女性の3分の1か4分の1くらいでしょう。 何故か?理由は色々あろうかと思いますが… 元々は結婚披露宴の司会は、男性からスタートした仕事だったようです。 首都圏でみれば25年以上前までは、婚儀に際し媒酌人を立てるのが半ば常識でした。 結婚披露宴のメインテーブルは真ん中に新郎新婦、その両サイドに媒酌人夫妻が座る4名態勢だったんですね。昨今の婚礼事情しかご存じない若い世代には違和感があるでしょうねー。 そんな、ちょっとイメージ的には固い、厳粛な雰囲気の場合ですと(あくまで抽象的な“イメージ”です)、男性司会の方がフィットすると考えられやすかったのでしょうね。 しかし、今や媒酌人を立てるケースは全体の1%前後。 すると今度は華やかで明るい、カタチにとらわれない自由な発想の披露宴!___と女性司会が好まれる傾向になったところが多分にあったと思います(これもまたあくまで“イメージ”です)。 また、披露宴の開催日はもちろん土日祝日に集中しますよね。 パートタイム的に携わるのに適した仕事として女性の方が参入しやすいといった、供給する側の事情もあるでしょうし、会場側でお客様と一番密に接する業務(「婚礼担当」「ウェディングプランナー」「ウェディングプロデューサー」などと呼ばれる方々です)に携わるのも圧倒的に女性が多く、司会決定の裁量が彼女らに委ねられれば同性である女性司会者に発注する方が頼みやすい、御(ギョ)しやすい___といった需要の側の事情もあると思います。 逆に彼女らが、これまでとても評判のいい特定の男性司会者に頼みたいと思ってもスケジュールが空いていなかった場合、男性司会を“推し”ておきながら代わる男性司会がいないが為に(女性司会より稀少な為)、始めから安全策で女性司会者を推しておく___といったケースも考えられます。 女性でしたらいくらでも候補に挙げられる司会者はいますから。 更には大手結婚情報誌が作るイメージがそうさせる部分も大きいでしょうねー。 かくして、親戚の、また友人の披露宴の司会者は女性ばかりだった___という経験から、「え?結婚式の司会って女性でしょ?」というまさしく“イメージ”が広く浸透し、その流れに益々拍車が掛かったのが現在の状況だとコザックは考えます。 が、振り返ってみてください。 テレビの情報番組・クイズ番組などの司会者って、メインはほとんど男性じゃあないですか? 何故か? エンターテイメントであるテレビの世界できっと男性の方が、発するギャグやユーモアが嫌味に聞こえず、視聴者に無理なく受け入れやすいのだと思いますが、如何でしょうか? もちろんテレビ番組と結婚披露宴は違いますが、男女それぞれの司会者を「見る目」の根底には、同質のものがあると考えます。 コザックをご指名くださるお客様には「あまり我々を褒めたりしないでください」と打ち合わせ時に釘を刺されるケースがままあります。 「えぇ、褒めませんとも!ストレートには」。 司会は,美辞麗句を極力排した自然な語りの男性司会。なかでもユーモアとウィットに富んだMCコザック! こんなんでどうでしょう?

Q. 司会者の外注に、何かデメリットは無いんですか?

A. はい。 お花や引き出物などの外注と同じく司会にも所謂「持ち込み料」を課す会場であれば、その料金分がデメリットです。他には何一つありません。むしろ実は「メリット」しかないのです。 お客様にはなかなか思い至らないことだと思いますが、会場外からやって来た司会者は、会場からはゲストと同様「お客様」として遇されます。 それはそうでしょう。お二人のご意向で司会を任された訳で、会場とは取引関係に無いのですから。 上司が、友人が司会をするのとそこは同じなんです。 以前こんなことがありました。 誰もが知る首都圏の有名結婚式場でのこと。その日もたくさんの宴席が入っていました。 「持ち込み司会」の立場で伺ったのですが、新郎新婦さんからはできるだけ歓談の時間を取って欲しい___とご要望いただいていました。その為にも余興などに要する時間を絞った進行になっていたんです。 序盤もスムーズに乾杯⇒祝宴へと進み、ご歓談。 グループごとにメインテーブルにお運びになりお二人を中心に盛り上がり、お二人が意図していた展開でした。 するとやにわにキャプテンが現れます。進行の責任者ですね。 会場によって「マネージャー」「先導」などとも呼ばれる所謂「黒服」です。 「新婦、中座しましょう」。 (おいおい、まだ早いだろう。直前の打ち合わせで伝えたでしょ?歓談多めがご希望だと)と、その旨伝えますと気色ばんで、「あとで事務所通して話しましょう」と言い放ち急かせます。 これ、どういう意味だかお分かりになりますか? その結婚式場が提携する司会事務所からやって来た司会者だとコザックのことを勘違いしているキャプテンが、「指示に対してこんな口答えをした」と式場の婚礼担当に後刻報告、婚礼担当から司会事務所にクレーム、司会事務所から司会者に注意___こんな図式のことを彼は宣ったのです。 まあ、一つのパワーハラスメントと言っていいでしょう。コザックはこう返しました。 「私は外部の司会者ですが(なにか?)」。 一瞬言葉を失いどこかへ消えたキャプテンが数分後に、それまでとは打って変わった慇懃な笑顔を浮かべて戻って来て言いました。 「歓談の時間、取れて15分ぐらいですかね~」。 結果、ご満足いくような流れで中座になったと記憶しています。 きっとコザック担当の披露宴の後にも宴席が入っていて、ちょっとでも“巻き”たかったんでしょうね。 とかく“押し”がちな披露宴、時間は極力順守しなければいけません。 しかし、順調に進んでいる中で明らかにお客様のリクエストに反する指示を会場都合で出す言動には、それはやはり異を唱えます。 挙げましたのはこれまでの経験の中での極端な例ではありますが、日頃の関係先会場だと「言いにくい」という状況は確かにあるんですね。 選挙戦の渦中にある候補者の古いフレーズのようですが、コザックは「しがらみのない」司会者。 MCコザック、MCコザックを、何卒よろしくお願いいたします! 因みにコザックは、持ち込み料が発生する、またはプラン内に司会料金も含まれているので司会を依頼するとその分料金が掛かる、といったケースでもよくご依頼をいただいています。 繰り返しますがこの料金に関して以外、司会外注にはメリットしかありません!

司会経験会場




Q. 正式に依頼してから当日までの、流れについて教えてください。

A. はい。 「ご依頼のメリット」としてTOPページにも書かせていただいていることですが… 通常、会場に司会を依頼した場合は対面での打ち合わせは1回です。 コザックも、当ウェブサイトからのご依頼以外はそのようにさせていただいています。 そうするとお客様としては「どのタイミングで司会者と打ち合わせをするのがいいんだろう?」という、至極ごもっともな疑問が出てくるようですね。 「司会者がどんな人なのか早く会っておきたい。また、具体的にどうしていいか分からない状態から何かアドバイスが欲しい」。 こういうお気持ちから早期に打ち合わせをしますと(概ね2か月以上前の段階)、その目的は達成されますが、招待客も明確に定まっていない、スピーチを頼む人も演出も未だ決まっておらず進行が組み立てられない___といった状況で、諸々決まったことを後から度々会場と司会者に報告することになります。 それとは逆に「色々固めてから打ち合わせをしよう」。 このお気持ちからご披露宴当日の2週間程度前の段階での打ち合わせですと、進行表は比較的容易に埋められるでしょうが、司会者からのアドバイスを生かせる余地がそもそも少ない、進行する上で効果的な補足情報を司会者から求められても、他にもクリアしなければならない挙式・披露宴についての課題が多過ぎて四苦八苦___といった逼迫した状況も生じかねないと思います。 当ウェブサイトでは、2回の打ち合わせをお約束することによってこのご不安を解消します。 お二人のお考え・準備の進捗状況に合わせ、例えば2~3か月前に1回目。 ノープランの状態でも構いません。 顔合わせかたがた様々アドバイスさせていただき、1か月弱前の2回目で具体的な内容を固める___こんなお二人のご都合に合わせた関わり方が可能となります。 もちろん電話やメールでのご相談は無制限。 なかにはご披露宴当日、会場入りしてからメールしてくる新郎新婦さんもいらっしゃいます。 あのー、その場合はケータイ宛にしてくださいねー。パソコン宛じゃあ、もう家出ちゃってますからー!

Q. お支払いする司会料金の詳細について教えてください。

A. はい。 具体的な料金につきましては「料金及び諸条件」のページをご覧いただくこととしまして、見落としがちだったり分かりにくい点について少し補足させていただきます。 掲示の料金は消費税込です。 本番当日前の、後日指定させていただく期日までに、銀行振込でのご入金をお願いいたします。 会場の所在地が東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県内の場合、また打ち合わせをそれらの地域で行う場合、本番当日・打ち合わせ日を通じて別途交通費をご負担いただくことはありません(一部地域を除く)。 掲載している料金以外でご負担の生じる可能性のある費用としては、打ち合わせで喫茶店等を利用した場合のお茶代です。 恐れ入りますがこちらにつきましては、コザックの分も含めてご負担をお願いいたします。 もし会場のブライダルサロンなどを利用できるようでしたらこういった費用も掛かりませんね。 ご注目いただきたいのは、人前結婚式の司式を併せて担当させていただく場合、「宴内」か「宴外」かを問わず司式料を現状申し受けていないことです(一定の条件有り)。 厳粛な挙式に対して適切な言葉ではないかも知れませんが、これはコザックからお祝いの気持ちを込めた「サービス」の積りです。 人前式をお考えでしたら是非ご用命ください。 「宴外」のケースですとその分コザックが出席者と接する時間も増え予め馴染んでいただける、ご披露宴の“掴み”として見えない効果を発揮するものですよ。

Q. 「新郎新婦のプロフィール紹介」って、やった方がいいんですか?

A. はい。断然やった方がいいです! この“Q”は正式にご依頼いただいてからの進行に関わるご質問で従前のものとは「テイスト」が異なりますが、MCコザックの「プロフィール紹介」は、僭越ながらごく標準的な司会者によるそれとは「一線を画す」モノだと自負しています。 ですのでその立場からお話しさせていただきますね。 打ち合わせ時「プロフィール紹介はどうしようとお考えですか?」と伺いますと、「(プロフィールビデオも流すし)簡単に…司会の方からお願いします」とおっしゃる新郎新婦さんが少なからずいらっしゃいます。 意味合いとしては「“披露”宴だし、経歴をシンプルに無難に紹介しといて」ということだと理解しています。 コザックはこれを「大変残念な」捉え方だと思っています。もったいないと感じます。 まず、映像で見せるのと言葉で表現するのとは別です。 視覚に訴えるもの、聴覚に訴えるもの、それぞれアプローチが違いますので、たとえお二人のプロフィール映像を後刻上映する予定だとしても基本的にはプロフィール紹介は行った方がいいと思います。 では誰が?___ということになります。 お友達に任せるのも有りですが、披露宴冒頭でまだ空気も“温まっていない”状況でお任せするのは正直、荷が重いでしょう。 人前で話すことに気後れしない、むしろ大好きなお二人であれば、新郎新婦自らお互いがお互いを紹介してみてください。 これはもう掛け値なしに面白い、ウケます。が、だいたいのお二人はそこはお避けになりますよね? かくして概ねこれは司会者が担うこととなります。 大多数のプロの司会者は、会場が用意した物か自身で用意した「プロフィールシート」などと呼ばれるフォーマットへのご記入をお二人に依頼し、それをアレンジしてプロフィール文を構成します。 忌憚なく申し上げます。大抵の場合、当たり障りのない美辞麗句に彩られた仕上がりです。 「新婦○○さんは~でいらっしゃいます」「新郎○○さんは~でご活躍されておいでです」「本日は特別に!お二人の馴れ初めをご紹介させていただきまーす」的な。 コザックはこれらをほぼ一切やりません。 お二人に成り代わり、基本的にそれぞれを“一人称”で紹介していきます。つまり、自然体です。 適宜男声・女声の声音(コワネ)も使います、似ている訳じゃないですけどね。 でもそうすることによって、ゲストのお耳にはストレートにお二人の情報が届き、結果としてそれは笑いへと繋がります。 声にならないまでも笑える雰囲気ができ、そこに皆さんの笑顔が溢れる筈です。 そうしてこの披露宴冒頭で和やかな空気を掴んでしまえば、もうここから先は一体感のあるパーティーは約束されたも同然。 その為にもコザックがお出しする事前の“宿題”には鋭意取り組んでいただきたいと思いまーす。 「笑われてナンボ」。「新郎新婦のプロフィール紹介」は、純粋なエンターテイメントだぁー!!