お客様レビュー

H様ご夫妻 ~ (現関係先会場につき非掲載)
★喋り口調は?ひとことで
(新婦~緩急自在な人を惹きつける声/新郎~とにかくいい声)

<新婦>
昔父が結婚式の司会者をしており、彼の持論は「男性の声のほうが結婚式に似合う」というものでした。
もちろん個人的見解ですが、自分の結婚式はきっと素敵なおじさま司会者にお願いすることになるだろう、という予感がありました。
声のサンプルを聞いて、落ち着いてよく通るいい声をお持ちで、かつ「楽しい式にします」と言い切ったコザックさんにお願いしようと決めました。
打ち合わせでお会いした時“プロフィール紹介はエンターテイメント”というお話を伺い、お書きになったというブログを読み進めるにつれ、私たちの中でこれはかなりの手練れの司会者さんを引き当てた、という実感が強くなっていきました。
自身のプロフィール作成にも熱が入り、書きあげたプロフィールはなんと8分超えの超大作! 
それでも読み上げる速さや緩急を工夫してほぼ全てを紹介していただき、「情報量多いわ~」と言われながらもゲストのみなさまに「二人のことが一発で分かった」とご好評をいただきました。

結婚式は本当にたくさん決めることがあり、新婦はドレスやアクセサリーに気を取られてしまいがちですが、披露宴を終えた今になると、誰に司会をお願いするかというのは非常に重要な項目の一つだったと思います。
新郎新婦は披露宴中ほとんど動けません。
初めと終わりの挨拶と手紙を読むときにしかマイクを持たないので、自分たちのイメージする披露宴の雰囲気を作っていただけるかどうかは、披露宴のコンダクターである司会者の力量にかかっているのです。私たちのように特段余興を行わないスタンダードな披露宴では、特にその傾向が強いかもしれません。

「プロだなぁ」と感心したのは、事前の打ち合わせと電話でのインタビューから、新郎新婦と挨拶を頂くゲストの情報、特徴をほぼ完璧につかんでいることでした。
ここをきっちり押さえているから、アドリブを効かせて笑いを起こすことが出来るのだと。
コザックさんは新郎新婦やゲストと常にコミュニケーションをとり、笑いで盛り上げるときと聞かせるときの緩急をつけてゲストを惹きつけてくださり、いつの間にか会場全体に一体感のようなものが生まれているように思えました。

祝辞、プロフィール紹介、テーブルインタビュー、祝電紹介、新婦の手紙と全ての尺が長い披露宴でしたが、終わってみれば笑顔の絶えないとっても楽しい披露宴になりました。
このような時期の披露宴だったので、当日まではいろいろと心配や葛藤があり、人を集めていいものかと悩みましたが、たくさんの笑顔に囲まれて幸せな時間を過ごすことができ、本当に結婚式をやってよかったと思えました。

ご列席頂いた方々からは司会が絶妙、面白かった、上手だったなど、たくさんの感想をいただいており、特に後輩は今までの結婚式で一番の司会だったと大絶賛でした!
スタンダードな落ち着いた披露宴をベースに、ゲストとのつながりを大事にした楽しい披露宴にしたい、という二人の思いを見事に実現していただいたと思います。
本当にありがとうございました。
実は何よりも嬉しかったのは、父がとても満足げだったことです(笑

<新郎>
一昨年、私たちは自分たちでも驚くほど突然に結婚することになり、そして、結婚式を行うことになりました。
ほとんどの友達は既に結婚しており、そして子供が育ち始めた頃合いになります。
少し大人になってからの結婚式とは難しいもので、招待する友達のほとんどは既に経験してきているし、自分たちもそれなりの回数を参加してきている。
みんなの見る目も肥えてくるわけで、言葉に出さないまでも、いろいろ比較されていることでしょう。
ほとんどのものに既視感があって、平凡にやってもつまらないし、とはいえ、ぶっ飛んだことは恥ずかしい。
手堅くフォーマルにすると事務的になりそうだし、かといってカジュアル過ぎるのもなにか違う。
そんな曖昧模糊なコンセプトを持ちながら、結婚式準備の打ち合わせでウェディングプランナーから渡されたタブレットで司会者のPRビデオをスワイプしていました。
・・・
<<どんな結婚式も必ず盛り上げます。>>
「あ、いい声」
そうつぶやき妻の指がふととまりました。
盛り上げすぎはいかがなものだろうか?という不安を抱きつつもこの声が決め手になり
私たちの結婚式の司会をコザックさんにお願いすることにしました。
最初の結婚式予定日は2020年5月9日。
ところが、本格的に準備を開始ようとした2020年3月。東京オリンピックの延期が決まりました。
私たちはやむを得ず、それに追随する形で結婚式の延期を決めました。
たぶん、なるべく遅いほうがいい。けれど年齢的にそんなにのんびりもできない。
ということで、新しい日程は2021年3月7日となりました。
変更後の日程でもコザックさんのスケジュールを確認し、引き受けていただくことができ、
「あの声で司会をしてもらうことができる」と、ホッとしたのを覚えています。
その後、状況は好転しないまま、なかなか出口を見いだせない時間を過ごすことになりました。
結婚式をそのままやって良いものか、縮小するべきか、中止するべきか・・・。
それでも何よりもスケジュール変更前の招待状の返信にあった「楽しみにしています」のメッセージに誠意をもって応えたいという思いで、何とか結婚式を実施したいと考え、1席あたりの人数を減らす、参加者に席の移動を控えてもらう、マスク会食、遠隔地の方へのリモート接続席など考えられる対策を取り込みました。

いよいよ結婚式当日。あの「いい声」で披露宴の開宴が告げられ、私たちは多くの皆さまに見守られ、会場に入場しました。
直後、私のど緊張のぎこちないウェルカムスピーチに対して「ベストな時間配分」とのさりげないフォローから入り、約90文字の部署名の読み上げのみで会場を沸かせる匠の主賓の紹介。
そして、ご列席の方々にしっかり理解いただけるように飽きない工夫として「一問一答」を臨場感をもって織り込んだ丁寧なプロフィール紹介。
披露宴の随所に工夫を織り込んでいただいたことで、本当に明るい雰囲気の披露宴となりました。
飛び道具は使わないが、平凡でない。フォーマルに進行しつつ、温かい。
そんな時間を過ごすことができました。
ご列席いただいた皆さまから「ふたりらしくて、よい結婚式だったよ」とのコメントを本当にたくさん頂くことができました。
今になって思い返すと、きっちりと私たちの誠意が伝わるよう、コザックさんに工夫していただいた結果と気付きました。

さて、ここに私の記憶に残った私たちの結婚式での名司会ボキャブラリーベスト3を発表します。
第3位 約90文字の部署名紹介
 落ち着いたいい声と絶妙なテンポで読み上げる部署名に感動しました。
 今後、ぜひ自己紹介の時にもマネして部署名を言ってみたいものです。
第2位 会場、新婦のお父さんだらけ
 テーブルスピーチに対してのコメントで盛り上げ、会場がひとつになりました。
第1位 「雪解け」から「一問一答」のなれそめ「え、あ、はい。」
 会話方式を交えたなれそめで、臨場感のあるプロフィール紹介をしていただいたことでご参列の皆さまに安心していただくことと共に、私たちのことをきっちり伝えていただくことができました。

こんなに難しいご時世ではありましたが、久しぶりに顔を見て、同じものを食べ、同じ時間を過ごすことで五感を共有し素晴らしい時間となりました。
私たちが悩んで出してきた答えが形となり、私たちらしい結婚式と感じてもらうことができました。
本当に楽しい披露宴をありがとうございました。