MCコザックには小学生の一人息子がいます(※当時。現在中学生)。

天真爛漫でふなっしーとピコ太郎が大好きな、まぁーなかなか好ましい少年ですよ。

その1年生の時担任していただいたK先生が、新婦友人として披露宴に出席することが分かったんです。

私事を含めてながら、楽しい展開になってきました。

コザックが伺います。

K先生にはお伝えになりますか?」

「いいえ。内緒にしておきますので、前半の適当なところで何か面白いことできないですか?」

と新婦はおっしゃいます。

なかなかウィットに富んだ女性で、それも現代の小学校教諭には必要な資質かも知れませんね。

具体的なサプライズの内容についてはおまかせいただける___とのことでしたので了承し、特に進行表には何も書き入れずコザックのマイノートにのみ記録しておきました。

この「おまかせ」… 正直司会者にとってはとてもありがたいんです、概ね信頼いただいている証でもありますし。

 

で当日。

こちらにとっては子供が小学校へ入学してお世話になった最初の担任の先生ですから、当然そのお名前もお顔も分かるんですが、K先生にとってこちらは受け持つ多くの生徒の一保護者、しかも父親なんて覚えていらっしゃる訳ないですからね、それは事前に名乗りました。

迎賓中にお席に行って、「3年前担任いただいた○○の父親です」と。

そして新郎新婦のお二人が入場し、主賓挨拶、ケーキ入刀、乾杯と進み祝宴スタートの時間となったその冒頭で、自己紹介かたがた叫びました。

「〇〇市立××小学校のK先生こんにちはー!」

K先生、ビックリして立ち上がってキョロキョロしています。

新婦はメインテーブルで笑っています。

「3年前、××小学校1年3組で息子が担任していただきました、父親のMCコザックですー(ここはもちろん本名です)。先生、その節は大変お世話になりましたー。本日ご縁がございまして〇〇さんと、K先生の大学以来のご友人でいらっしゃる△△さんのご結婚ご披露宴の司会を担当させていただくことになりました。ご臨席の皆様方のお力添えをいただきながら、お二人にとって思い出として残る和やかなパーティーとなりますよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます」。

司会者があまり私事を申し上げるべきではありませんが、この時はお二人からの要請もあり、場を和ませるのに有効だと判断しましたので遠慮なくしゃべりました。

友人司会ではなくプロの司会者ながらたまたまゲストと接点があり、それがお二人に繋がるご縁でもあることを暗示して親近感をお持ちいただくことになったかなー、と思います。

その場面だったか後程だったかは失念しましたが、ついでにもう一つ私事を交えておきました。

「ちょうど2週間後××小学校は運動会です。K先生、〇〇さんと△△さんに続いては、どうぞ子どもたちを大いに盛り上げてやってくださいねー!」

和やかな雰囲気を保ちつつ目出度くご披露宴はお開きとなり、挨拶の為司会台までK先生にお運びいただいて撮ったのがこの写真です。

2週間後の××小学校。

そこには、若くてフットワークがいいので毎年徒競走のスターターを務めるK先生のはつらつとした笑顔がありました。

 

<2017年記事 再録>