《季節は今、花火シーズン真っ只中ですね。それに相応しく昨年の夏の終わりの記事を再録します》

上がりました、花火、昨夜お台場で。
披露宴のゲストの為だけに上げちゃったんです!
午後8時半頃、レインボーブリッジの見渡せる辺りにいらっしゃった方はご覧いただけたかも知れません。
立派なモノでしたよ、200~300発。
ウン百万は掛かったでしょうねー、ホント上がって良かったです。
披露宴会場は動く会場、竹芝桟橋発着の「レストランシップ・ヴァンテアン」。
折しも、最大級にして日本列島直撃コースの台風24号が近付く中、上げられるかどうかも微妙な情勢で、更にJRには事故が発生して電車が遅延、披露宴開宴時刻間際まで招待客の半分程度しかご乗船でない状況。
花火はお台場に浮かべた船から打ち上げ時間20:30と決まっていて、しかも花火以外のアトラクションも満載!
18:00の定刻に披露宴をスタートしたいわ、同時刻に出港しなければならないわで本当に気が揉めましたー。
出港したら最後、遅れてきたお客さんに「東京港泳いで追いついてきてください」という訳にはいきませんからねー。

台風24号襲来を前に、ドタバタの嵐の予感漂う停泊中のヴァンテアンです。

何とか、10分なら出港も披露宴スタートも待てる___との判断でその間に多くのゲストを収容、勇躍東京湾クルーズに漕ぎ出しました。
新郎は所謂青年実業家、新婦は中国出身の女性で、この日は全船チャーター。
一番広い会場でも全ゲストを収容できない為、B~Dデッキの各階にゲストがいらっしゃる、つまり3会場で展開し、それぞれにアトラクションが入って全船中継を行う___コザックにとっても初めて経験するスタイルでした。
時間厳守、スタッフ間の連携と相応のスキルが求められるキンチョーの船出ではありました。
全船中継、こんな感じです。

はい、2歳になったばかりのお子さんがいらっしゃいました。
新婦デザイン、「ドラゴンボール・ウェディングケーキ」です。

アトラクションは…
Bデッキでは有名マジシャンによるマジック。
残念!コザック、ゆっくり見ている余裕はありませんでした(当たり前だ、仕事しろ!)。
Cデッキでは氷の彫刻ショー。
なんか乗船時から見慣れない軍手したオジサンがいるな~、と思っていたら、その道の第一人者の手練れでした、失敬しました!
仕上げは新郎新婦が行いました。

中央にあるのが後から飾ったその作品、の筈です。
すいません、これもアトラクション中に4フロアの様子を見に行ったり来たりでよく分かりませんでした。
Cデッキのゲストは主に新婦側。
中国からいらっしゃった親族中心で、司会の喋りを見事に訳してくれる通訳の鈴木さんに、進行も結構任せっきりでした。

がたいの素晴らしい、ホント見た目にも頼もしい方でしたよ。
Dデッキではサンドアート。
これはモニター越しに少し拝見しましたがとてもキレイで、披露宴にふさわしいアトラクションでしたね。

この女性アーティストが、事前に聞いたお二人の出会いからのストーリーを、次々に砂を使ってあっという間に表現していく___形が残らないだけに切なく、しかしけれんみのないアートでした。

お気付きですか?
この各フロアに、新郎新婦は時にお召し替え・お色直しを整えた後入場して行っていた訳です。
スケジュールはまさに分刻み、イヤ!秒刻みと言っても過言ではありませんでした。
ですからラスト、小雨こそ降る中Aデッキ(オープンデッキ)にゲストを定刻通り誘導し、「その時」を待つまでの… 
まだ覚えてます、2分弱の間(つまり2分弱スケジュールを“巻いた”ということになります)、右舷への注目をゲストに促しながら、我々スタッフも固唾を飲んで海上を見守っていたのです。

二人の「おもてなし」が実って本当に良かった。
天候ばかりは我々にはどうすることもできませんからねー。
新郎新婦の謝辞がオープンデッキであった後、お開き。
下船までのわずかの間、ゲストには荷物を取りにお席にお戻りいただいたのですが、メインテーブルはすっかり子供の遊び場となっていました。

コザックは進行に合わせて各フロアへ出向いていて、つまり途中で打ち棄てた態(テイ)の司会台にはマジシャンが残していったトランプが。

ははは… “宴の後”感がありますよねー。

実はこの日、司会はコザック一人ではありませんでした。
旧知の女性司会者、西尾由美子さんとのダブル司会だったのです。
滅多にないことですが楽しかったー!
日頃、MCの領域はもちろん一人に任されている我々ですが、それを「他の人に任せられる」という感覚が新鮮で。
オーダーを受けた当初は「ありがたいけどそれって必要?」と感じていましたが結果的にはとても効果的、いや必要不可欠だったかも知れません。
とにかく会場は3つ、Aデッキも含めれば4会場でしたからね。
それぞれの持ち場を有機的に決めて臨機応変に対応していく___それを旧知の西尾さんと、初対面の中国語通訳鈴木さんと進めていく連携が楽しく、うまく機能したことと相俟ってちょっと味わったことのない達成感を覚えました。

業務を終えての浜松町界隈でのお疲れビールとタイ料理、沁みた~。

さて、現在9月30日(日)22時過ぎ。
台風24号の首都圏通過は明日未明です。
コザックの住まい辺りも、風が強くなって木々がざわめいてまいりました。
くれぐれもみなさん、お気を付けて。

<2018年記事 再録>