その日お通夜の司会を任されたMCコザックが担当する故人、80代女性の孫娘さんの結婚披露宴の司会を、都内のホテルで3年前に担当していたことが発覚したんです!
なんという偶然でしょうねー。
その日その葬儀社ではもう1件の葬儀を施行しており、本来であればその違う方の通夜を担当する筈でした。
確か何か諸事情で、こちらの80代女性の家族葬の担当となった訳で…
そうでなければこの偶然も無かったのです。
新婦が今回、故人孫。
新婦母が故人長女、新婦父が喪主、新婦姉が新婦と同じく故人孫。
更には新郎が故人孫の夫、新婦親戚が故人親戚(言わずもがな)。
親族のみでしめやかに執り行われる家族葬です。
「はじめまして」ではなくその場の全員の方々が「二度目まして(?)」だったのです。
あ、訂正… 3年前生まれてなかった新郎新婦のお子さん、赤ちゃんは故人ひ孫、唯一の「はじめまして」でした。
そして最も重要だったことは故人様にもお会いしていたこと。
後から伺ったことですが3年前のお孫さんの結婚披露宴の日は、暫く体調が優れない時期が続いた中で久し振りに晴れやかな場にちょっと無理して参加しご親族と一堂に会された、故人にとって思い出深い一日だったそうです。
大変申し訳ないことに、コザックは言われるまで新郎新婦のことを覚えてはいませんでした、すみません。
夜遅く帰宅して記録を引っ張り出して、おっしゃることに間違いがないことを確認しました。
実は… 孫娘さん(新婦)がキラキラした目を向けて「あのー」とおっしゃった時に、コザックは察知しました、何かのご縁を。
こういう仕事に携わっています。
「冠婚葬祭の男」です。
まあ「冠」に当たると辛うじて言えるのは、数年前に経験した男の子の初節句のパーティーくらいのものですが。
携わっている以上、この慶弔の両方に関わりを持つお客様なり関係者なりにいずれお会いすることになる___そう考えてはいましたが、それが…
この日だったんです。
<2017年記事 再録>
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